こころふ日記 ~公認心理師が子育てや心理学のことなどを語るブログ~

公認心理師のこころふが、子育てや心理学のことなど気ままに書くブログです。

子どもの気持ちの切り替えがスムーズにできたという話|ちょっとした声かけの工夫

 

こんばんは。 

2児の父で、現在育休中のこころふです。 

 

心理職として子育ての相談にのることも多かったのですが、 

自分自身が子育てを経験しながら、 

あらためて学ばされることが多いと感じる毎日です 

 

今日はちょっとしたことですが 

おもしろいことがあったので、書かせてもらいます 

 

 

公園で遊ばせるときの悩み 

 

うちの1歳の娘(みーこ)はブランコが大好き。 

 

公園に連れていくと必ずブランコにのり、 

それから何十分でものり続けてしまうというところがあります。 

 

長時間のっていると周りのたちが遠巻きに 

「ブランコのりたいな~」という顔をしながら見てきます。 

そばにいるママさんも、 

「どうかな~、もうすぐ空くかな~」という感じで、 

こちらをチラリとうかがいます。 

 

公園でのマナーとして、そして親としての気まずさもあり、 

やはりそこは、娘にブランコをかわってあげるよう促します。 

 

しかし… 

 

わが娘のブランコへの執着はすごいものがあり、 

ほとんどの場合、首を横にふって全力拒否します。 

 

私なりに 

「そろそろお友達にかわってあげようね」 

「あと10回こいだら終わりにしようね。い~ち、に~・・・」 

などと、いろいろ声をかけますが、たいてい不発に終わるので、 

最終的には力づくでブランコから引っぺがし、 

泣き叫ぶ娘をなだめながら抱っこして連れていく 

・・・となることが多いのです。 

 

まだ1歳の子に、 

誰かのために自分の欲求を我慢しろというほうが無理なのは 

分かっているのですが、 

だからといってずっと遊ばせておくわけにもいかず、 

どうにかならないかな~と悩んでいました。 

 

 

今日の出来事 

 

今日は朝から天気がよかったので、近くの公園に連れて行きました。 

 

そして予想どおり、娘はブランコに直行し、 

長時間満喫コースに突入。 

周りには徐々に子どもが集まり始め・・・ 

と、よくあるシチュエーションに。 

 

しかし、 いつもなら焦ってしまうところですが、 

今日の私はなんとなく、こころの余裕がありました。 

 

なぜなら、 

「もうなるようになれ~、アハハ~(*´▽`*)」と開き直っていたからです!

なんか天気もよかったしね(笑)

 

そこでまずは、 

「みーちゃん、あっちのすべり台で遊んでみようよ」と 

ダメもとで声をかけてみたところ、 

案の定首を横にふる娘。 

 

アチャー(ノ∀`)と思いながらも、今度は、 

「みーちゃん、あっちの電車を見に行こうよ」と穏やかに声をかけてみたのです。 

 

というのも、 

公園に着くまでの途中、電車がとおる音を聞き、 

娘が「(電車)見た~い」と言っていたのを思い出したからです。 

しかも、ちょうど近くから電車を見られるスポットがあったのです。 

 

 

すると、

なんと、 

娘が「うん」と首を縦にふったではありませんか!! 

そして、するりとブランコからおりる娘。 

 

めったに見ない展開に、

内心「よっしゃー!」とガッツポーズでした。 

 

 

今日の気づきポイント 

 

・子どもは簡単に自分の欲求を我慢できない。 

 「我慢させる」のではなく、 

 「ブランコ(熱中していること)から気をそらす」ほうが有効。 

 

・何が刺さる(ヒットする)かは子どもによりけり。 

 その日によっても変わる。 

 日ごろから、何が刺さるかアンテナを張っておくことが大事。 

 

・あわてず、できるだけ穏やかな口調で声かけする。 

 

 

といったところではないでしょうか。 

 

そういえば、上のおねえちゃんに 

登園準備させるときも、穏やかに声かけするほうがスムーズにいきますね。 

 

やはり何事も親のこころの余裕が大事ですね!

 

 

最後まで読んでいただいた方、ありがとうございました!