こころふ日記 ~公認心理師が子育てや心理学のことなどを語るブログ~

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男の育休取得を「えらい」と言われることへの違和感について

こんにちは、こころふです。

2児の父であり、つい先月まで1年間の育休をとって家事・育児に専念していました。

 

長期で育休をとると決めたのは、私にとって一大決心でした。

一番心配だったのは、周りの反応です。

 

当時、私の中ではまだ、「男が育休をとる」ことへの偏見だったり、否定的な見方をする人がけっこういるのではないか、という思いがあったのです。

 

なので、例えば「なんでとるの?」と聞かれたときに、「もっともらしい理由を理路整然と言えなければいけない!」「必要に迫られているということをしっかり伝えねばならない!」というわけのわからない思い込みがありました(;´∀`)

別に「とりたいからとる!」で問題ないんですけどね。権利なので。

 

実際は杞憂も杞憂で、否定的なことを言う人はいませんでしたし、「なんでとるの?」と聞かれることもほぼなかったですね。

(唯一私の両親だけは、なぜか「え~?やめたほうがいいんじゃない?」と言ってましたが、理由もわからないのでスルーしました、笑)

むしろ背中を押してくれる人が多くて、ありがたかったですね(*´▽`*)

 

 

あとは、職場の中では経験が長いほうになっていたので、自意識過剰かもしれませんが、多少は期待されているかな~という思いもあり、1年間休むことで職場に迷惑をかけてしまうんじゃないか、という心配もありました。

実際、最初に育休の希望を上司に話したとき、最初はやや困ったような顔をされた気がしました。でも、すぐに理解してもらうことができ、応援してもらえたんですけどね。

 

というわけで、ほとんどの人が私の育休取得についてポジティブにとらえてくれたのは本当によかったです。

 

さて、今回の本題ですが、

「育休をとってるんです」と言うと、「えらいですね~!」と言われることがよくありました。

それこそポジティブにとらえてくれているわけなので、ありがたいっちゃありがたいんですけど、なんか違和感がありました。

 

それは私自身が、別にえらいなんて思ってなかったし、意識高い系(?)と思われるのもイヤだったんですよね。

言われるとなんだかむずがゆくて、全力で否定しちゃいますね(;´∀`)

 

そもそも、私が育休をとりたいと思った理由として、まず好奇心があります(*´▽`*)

「育休とったらどんな生活になるんだろう?」「大変って聞くけど、どれくらい大変なんだろう?」「子どもの反応はどうかな?」「意外とけっこう楽しいんじゃないかな~」って感じですね。

 

それに、仕事と距離を置きたいという気持ちもありました。

特に、育休に入る前の1年間は今までで最も仕事がハードだったので、このまま続けるのはきついなぁと思っていました。

定年までに長期で仕事を休むチャンスなんて、育休か病休か介護休暇か、仕事を辞めるかしかないですからね。

この中では圧倒的に育休取得が穏当な方法ですよね(笑)

 

おそらく「えらいですね」の言葉の裏には、「奥さんの育児負担を減らすために仕事を休むなんてえらい!」という意図が隠れているんでしょうが、まぁもちろんそういう気持ちもないとは言いませんが、一番はやっぱり自分のためですね(*´ω`*)

 

だから全然えらいなんてことはないし、まして意識が高くもありません。むしろ低いかもです(笑)

 

他にあった反応としては、「素敵ですね!」とか「いいね~!」とか「おもしろ~い!」とかですかね。

あくまで個人的にですが、そういう反応の方が嬉しかったですね(*^^*)

 

なので、今後もし私の周りの男性が育休をとると聞いたときは、「素敵だね~!」「きっと楽しいよ!」などと言ってあげようと思います!

 

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!

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