こころふ日記 ~公認心理師が子育てや心理学のことなどを語るブログ~

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男心理師が育休をとろうと思った理由

 

 

こんにちは。

 

30代♂の私が、長期で育休をとろうと思った理由、経緯を書こうと思います。

 

理由はいくつかあるのですが、 

やはり子どもに向き合いたいと思ったことが一つ。 

 

もちろん、仕事をバリバリこなしながら、子育てもちゃんとやる、

そんな男性だっているとは思います。 

 

ただ私の場合は多忙な仕事を抱えながら子育てもしていくことに限界を感じていました。 

 

残業で疲れて帰ると、家事・育児に傾ける余力はなく、

ぐだ~っとだらける日々。 

 

土日も一緒にでかけたりはするものの、基本的には妻まかせ。 

 

「自分の心がけ次第じゃないか」と言われたらまぁそれまでなのですが 

仕事で心身ともに疲弊してしまうと、どうしても育児に前向きになれない自分がいました。 

 

ただ、果たして本当にそれでいいのか、もったいないことをしているんじゃないか

という気持ちは常にありました。 

 

子どもはどんどん成長変化していきます。

そんな子どもの変化をキャッチできずにやり過ごしてしまうのはもったいない! 

 

そこで思ったわけです。 

「だったら強制的に向き合わざるを得ない状況に自分を追い込んでやればいい」と。 

 

育休の申請には、正直めちゃくちゃ気を遣いました。 

うちの会社では、増えてきているとはいえ、まだまだ男性の育休取得というのは珍しい。 

まして長期でとなると、ほとんど聞いたことがありませんでした。 

 

自分が休んだとしても、職場に大きな影響が出るわけではないけど、

それでも仕事の引継ぎやら、人事配置の関係やら、細かな影響が出るのは間違いない。 

なので、職場の上司に初めて伝える際にはかなり緊張しました。 

 

ただ、結果的にそれは私の気にしすぎだったようです 

 

最初は、「え?」というような意外そうな顔をされたものの、

否定されることもなく、聞き入れてもらえました。 

 

同僚や家族、友人も背中を押してくれました。 

 

基本的に否定する人はおらず(心配する人はいました。お金のこととか)

むしろ「いいじゃん!」といった反応でした。 

 

たぶん、自分が思っている以上に、世の中はそのへん、

もう考え方がシフトしてきてるんですかね。 

 

でも、男性育休、日本では取得率めちゃくちゃ低いんですよね。 

今調べたら2019年度の男性育休取得率は7.48%。 

これでも過去最高らしい…。 

 

多くの組織が、制度はあってもとれない、 

言いだそうものなら、冷たい態度をとられるなんてところも、やっぱりまだあるみたいですね。 

 

個人的に嬉しかったのが、 

「こころふさんが育休とるなら、将来おれもとりやすくなりますよ!」 

と言ってくれた後輩がいたことです。 

 

もちろん、育休をとりやすい環境づくりがまず大事だと思いますが、 

私のような例が新しい風となり、 

男でも「育休とりたい!」と言いやすい雰囲気になったらいいなぁ、なんて思います。