こころふ日記 ~公認心理師が子育てや心理学のことなどを語るブログ~

公認心理師のこころふが、子育てや心理学のことなど気ままに書くブログです。

子育て×ゲーミフィケーション④|登園しぶりへの対応

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こんにちは。

2児の父で、育休中のこころふです。

 

何度か書きましたが、長女(4歳になりました)が絶賛登園しぶり中です。

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かなり強めの拒否だったため、親側も真剣に向き合わねばと思い、あれこれ考えた結果、ここでもゲーミフィケーションの考え方が活かせるのではないかと思い至りました。

結論から言うと、きれいさっぱり解決とまではいきませんが、一定の成果が出ていると感じています。

 

今回は、娘の登園しぶりへの対応にゲーミフィケーションを活用した例を紹介したいと思います。

子どもの登校しぶりや登園しぶりに悩んでいる方にとっては、参考になるのではないかと思うので、読んでいただけたら幸いです。

 

娘の状況

まず前提として、娘の登園しぶりに決定的な理由は見当たらないということです。

もしも、園でいじめられているとか、先生の対応が悪いとか、明らかな問題点があるのであれば、そこを解消してもらえるよう働きかけるのが優先でしょうが、どうやらそうではないようです。

娘の話を聞く限り、落ち着きのない子がいたり、周りが騒がしかったりすることにストレスを感じてはいるようではあります。疲れている様子も感じます。

ただ、基本的には、園にいるときは楽しく遊んでいるように見えますし、先生方から見ても同様だと聞きます。

友達や先生への愛着もあるようだし、登園することのメリットは大きい。朝、登園前の憂うつさ、億劫ささえ乗り越えられれば、あとは大丈夫なのではないかと考えました。

 

登園する過程をゲーム化!

要は、園に到着するまでの過程をゲーム化(クエスト化)して、憂うつさを解消してあげればいいのではないかと考えました。

私の考えた方法は以下のとおりです。

 

1.自宅から幼稚園までの通園路にチェックポイントを設ける。(最後のチェックポイントは幼稚園)

2.チェックポイントをカメラで撮影(あるいはグーグルマップの画像をスクショ)し、写真に印刷しておく。写真を通園時に提示し、見つけさせる。

3.チェックポイントを見つけるとポイントがもらえることを説明。ポイントは、帰宅後ごほうびシールとして付与。場合によっては、魅力的なおやつを用意する。

4.簡単なストーリーをつくり、チェックポイントを通る理由づけをする。

5.ストーリー、ルールなどの説明は、臨場感を出すため、私が“ナビゲーター役”に扮し、あらかじめタブレットで撮影しておき、通園前に見せる。※BGMはドラクエの序曲

 

ストーリーの例ですが、こんな感じです。

「みんなの夢をかなえてくれる星の妖精スタピーが、星のかけらをあちこちに落としてしまった。このままではスターパワーが弱まってしまい、みんなの夢をかなえられなくなってしまう。星のかけらは自宅から幼稚園までの道のどこかに落ちている。ぴよ子には、幼稚園につくまでにかけらを拾い集めてほしい。任せたぞ!」

 

今回のことで、私にストーリーづくりの才能がないことは痛感しました(;´∀`)

でも、娘にはわりと好評だったのでよしとします(笑)

 

実際、最初にこのゲームを提案したときは、「早く行こう!早く!」と娘のテンションは上がりまくりでした。

家から出かける際の動機づけとして、一定の効果があると感じています。

回数を重ね、娘が飽きてきたなと感じたら、ストーリーをがらっと変えてみるとか、ストーリーにちなんだおやつ(星に形が似ている金平糖とか)をおまけにつけてみたりとか、いろいろ工夫しています。

 

ただ、最後の最後、ゴールである幼稚園の入り口に着くと、現実に引き戻されてしまうのか、「行きたくな~い」と言い出すことも多いので、万事うまくいくわけではないんですけどね(*´Д`)

娘本人が、自分から「幼稚園に行きたい」と思える工夫も必要だと感じています。

  

おわりに

登園しぶりの強い子への対応として、ゲーミフィケーションが活用できるのではないかというテーマでした。

 

子ども騙しだと言われればそうかもしれないし、まだ根本的な解決と呼ぶには遠い状況ですが、一つのきっかけとしてはアリだと考えています。

嫌だと感じているものごとに直面させるより、遊び感覚で取り組んでもらうことで状況がよくなることもあると思うので。

 

ゲーミフィケーションを活かせる場面はまだまだたくさんあると思うので、うちの子たちには、今後もワクワクするようなゲームをプレイしてもらいたいなと思っています!

 

最後まで読んでくださった方、どうもありがとうございました!

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専業主夫への逆風?/遺族年金の男女格差問題

こんにちは。

2児の父であり、育休中のこころふです。

 

今回はタイトルどおり、遺族年金の話となります。

いろいろあって、最近遺族年金について調べていたところ、驚くべき事実を知ったので書いてみたいと思いました。

 

私が長期で育休をとったことにより、我が家の家計はだいぶ苦しくなりました。

なにせ基本的に私の収入が0になってしまったので(;´∀`)

このため、家計の支出(主に保険)を徹底的に見直すことになりました。手始めに、あまりよい評判を聞かない学資保険は解約しました。

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次に、私と妻の生命保険も見直すことになり、できるだけ安い、掛け捨ての生命保険を選ぶことにしました。

ここで、どちらかに万一のことがあった場合、どのくらい保険金がもらえたら家族が困らないのか、あらためて考えることになったのですが、それ以前に調べるべきものがあることに気づきました。

 

遺族年金がいくら受給できるのか、ということです。

 

会社員や公務員の場合、遺族基礎年金と遺族厚生年金という2種類の遺族年金をもらえる可能性があります。

調べていくと・・・

 

ふむふむ、遺族基礎年金は子どもが2人いると、年に120万ちょっともらえるんだ~。月額10万円くらいだなぁ。

じゃあ遺族厚生年金はどうなのかな~?

 

・・・!?

ここで驚くべき事実が発覚!

 

夫を亡くした妻に比べ、妻を亡くした夫のほうが、遺族厚生年金を受け取るための条件が厳しいのです!

妻の死亡時、夫は55歳以上でないと、遺族厚生年金を受け取ることができないのです。また、55歳以上であっても、60歳を過ぎないと受給できません。

 妻の場合、年齢制限はありません。

(年齢以外にも、年収などいくつかの条件はありますが、ここでは省略します)

 

なぜ???

 

遺族厚生年金と似た制度として、遺族補償年金なるものがあります。労災により死亡してしまった場合に遺族が受け取ることのできる年金ですが、これも夫の場合は、55歳以上でないと受給することができません。

2017年に、この遺族補償年金をめぐり、男女で条件が違うのは憲法違反ではないかと裁判で争われたこともあるそうなのですが、そのときの最高裁の判断は、違憲にはあたらないとのことでした。

妻に先立たれた夫より、夫を亡くした妻のほうが自力の生計維持は難しい、というのが理由だそうです。

 

いや、でもね・・・今や共働きが当たり前の時代ですよ。

男女平等、女性の社会進出が叫ばれる時代にそれはないでしょ!逆差別でしょ!!

と、憤りを感じました。

 

我が家の場合、仮に今妻が死んでしまったら、私が受け取れるのは遺族基礎年金のみで、遺族厚生年金は受け取ることができません。

 

それじゃあ、妻の生命保険の掛け金を増やすべきなのか・・・などといろいろ考えてしまいました。

結局、夫が55歳未満の場合、子どもが高校卒業年齢になるまでであれば、子どもが遺族厚生年金を受給できるらしいということに気づき、それならまぁ大丈夫かという結論になったのですが。

でもなんか腑に落ちませんね。

ついでに言うと、遺族厚生年金には中高齢寡婦加算というものもあり、夫を亡くした妻が40歳から65歳になるまでの間、年額58万円もの加算が出る制度です。

もちろん、夫の場合は加算なぞありません。

 

ついでのついでになりますが、2014年3月までは、妻を亡くした父子家庭では、遺族基礎年金さえ受給対象外だったらしいです。

東日本大震災では、妻を亡くし父子だけとなった家庭がたくさんあったわけですが、そのような家庭に遺族基礎年金がおりることはなかったのです。

震災をきっかけに、それはおかしいという機運が高まり、父子家庭でも基礎年金の受給対象に含まれたのだそうです。

 

多くの場合、実際にそういった不幸に見舞われて初めて、制度の落とし穴に気づくと思うので、ほとんどの方がこういった事実を知らないと思います。

私も、今回保険の見直しを本気で考えたことで初めて、遺族年金の制度内容を知ることになったわけで・・・

 

今の時代、男性が主夫として家庭を支えるという家族がいても何ら不思議はありません。

現に私自身、今の育休をとおして、経済的に許されるのであれば、この先も専業主夫でいいかもなぁ、と思うようになりました。

というのも、夫婦フルタイム勤務で、子ども2人を十分に育てていくことに、正直なところ自信がもてないからです。

少なくとも相当ハードな毎日になることは確実です。

そうまでしてあくせく働き続ける意味ってなんだろう・・・と思ってしまうのです。

幸いというべきか、妻は仕事をするのが大好きな人間なので、もしどちらかが仕事を辞めるなら私だろうなと思っています。

(もっとも、仕事を辞められるほど経済的に余裕ができるタイミングなんて、永遠にこない気もしますが・・・まぁ専業主夫でなくても非正規雇用という選択肢もありますしね)

 

でも、社会保障制度は、旧来型の「男が働き、女が家を守る」といった古いモデルのままで止まっている部分があると感じました。

下手をすると、このような理不尽な法制度に足元をすくわれかねない、とも。

 

あらためて知らないことは怖いなぁと感じた次第です。

今回のことに限らず、特にお金のことについては、知ると知らないとで、大きな差がつくのだということが、最近ようやく分かってきました。

 

10年前にこれを知っていれば(*´Д`)!!

と思うことも少なくありません。

でも始めるのに遅すぎることはないと信じ、これからも学び続けていきたいです!!

 

最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!

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義理の両親との関わりで思うこと

こんにちは。

2児の父であり、育休中のこころふです。

 

今回は、義理の両親と関わるなかで思うことを、主夫目線で書かせていただきます。

 

我が家は、妻の実家に(ちょっと頑張れば)歩いても行けるくらいの距離にあります。

結婚して新居をかまえるとき、妻と相談して決めたのです。

義理の両親からの支援を受けやすく、かつ立地もわるくなかったからです。

 

実際、子育てが始まってからというもの、子どもを預かってもらったり、おかずを届けてもらったりと、何かと協力してくださり、とても助かっているところです。

 

そう、とても助かっている、ありがたいことなのですが、

私目線で見ると、やはり義理の両親ということで、気を遣ったり、ムムっとなったりすることも少なくはないのです。

 

特にムムっと感じるようになったのは、私が主夫になり、義理の両親とのかかわりが増えてからでした。

 

私が最も気になってしまうことは、子どもへのおやつの与え方です。

これは孫をもったおじいちゃん、おばあちゃんの宿命なのでしょうか。

非常に手厚くおやつを用意してくださいます。(ちなみに私の実父、実母も似たようなものです)

 

うちの娘たちは、けっこうな頻度で妻の実家に遊びに行くのですが、そのたびになかなかの量のおやつを出されます。

もちろん娘たちは、喜んでパクパクと食べていきます。

 

妻はお菓子などの添加物を気にする方で、私もその影響から少し気にするようになり、我が家ではなるべく与えないようにしています。

しかし、そんな努力を嘲笑うかのように、妻の実家では惜しげもなくお菓子がふるまわれます。

 

最近の出来事ですが、妻の実家で子どものお昼ご飯を用意してもらったことがあったのですが、主食より先に、デザート(フルーツポンチ的なもの)が用意されているのを見て、愕然としたことがありました。

ただでさえご飯をあまり食べたがらない娘なので、先に好物を出そうものなら、ご飯などは見向きもされません。(なので、私は食べものを出す順番は気を付けています。)

ご飯といっしょに出すならわかるけれど、まさか先にデザートを用意されてしまうとは・・・

案の定、あとから出されたご飯への娘の関心は冷めたものでした。

 

あとはおやつのタイミングも気になってしまいます。

子どもを預けると、夕方にけっこうな量のおやつを用意されるので、家に帰ってきてから夕飯を食べなくなってしまうのです。

せっかく用意した夕飯に、わが子が一切手をつけようとしない姿を見るのは、なかなか切ないものがあります(-_-;)

夕方はもう少しおやつを控えさせてほしい・・・

あと、帰る際に毎回おみやげのようにお菓子を渡すのもやめてほしい・・・

 

とまあ、小さなことではあるのですが、義父母と会う機会が増えてからというもの、気になることも増えてしまい、地味にストレスになっています。

もちろん、よく面倒を見てくれるのは本当にありがたいのですが・・・。

 

おやつ関係のことは、妻も気にしてはいるものの、子育てに協力してもらっているという負い目から、あまり口出しはしていないようです。

このへんは偉いなと思う反面、私からすると歯がゆくもあります。

もし立場が逆で、私の実の両親に子どもの面倒を見てもらう機会が多いのであれば、私だったらもっとズケズケ言ってしまいます(笑)

 

よく、新居を考えるなら、女性側の両親の家の近くがいいと言いますがは、そのとおりだなあと強く思います。

もちろんこれは、女性側が子育てのメインとなる場合の話であって、男性側が主夫になるのであれば、全くの逆になりますね。

両親に対して言いたいことが言いやすいかどうか、コミュニケーションがとりやすいかどうかで、子育ての大変さは大きく変わってくると感じますね。

 

とはいえ、父親・母親だけで子育てを遂行しなければいけない家庭も多いことを考えれば、わが家は恵まれている方だとは思いますけどね。

贅沢をいってもしょうがないので、なるべく折り合いをつけること、気になることは目をつむっていくのが吉なのでしょうね(;´∀`)

 

今回はほぼ個人的なぼやきになってしまいましたが、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました!

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子育て×ゲーミフィケーション③|即時フィードバックとフィードバックの可視化

こんにちは。

2児の父で、育休中のこころふです。

 

最近、子育てにゲームの要素を活かせるのではないかと考え、試行錯誤しています。

このような考え方をゲーミフィケーションといいますが、ビジネス分野で使われることが多い言葉です。私が調べた限り、ゲーミフィケーションを扱った書籍の多くは、ビジネス関連のものでした。

でも、要は人の行動のモチベーションアップに役立てるための発想なので、育児においても十分活用できると考えています。

 

さて、今回は「即時フィードバック」と「フィードバックの可視化」について書いてみたいと思います。

 

即時フィードバックとは?

即時フィードバックとは、ある行動に対して、すぐに何らかのリアクション(フィードバック)を返すことを言います。

リアクションは、行動した本人にとってよい結果であることもあれば、わるい結果であることもあり、その後の行動に影響を与えます。

 

ゲームでは、即時フィードバックの仕組みが巧みに利用されています。

例えば、アクションゲームの代表格「スーパーマリオ」であれば、プレイヤーがコントローラーのボタンを押せば、即座にマリオがジャンプしたり、歩いたりしゃがんだりします。

プレイヤーは、このようなマリオのリアクション(フィードバック)を確認しながら、自身のプレイを調整し、上達していきます。

もし、プレイヤーのボタン操作に対して、マリオのリアクションに大きなタイムラグ(遅れ)があったとしたらどうでしょう。

おそらく、すぐにイライラして、長くプレイし続けることは難しいと思います。

操作に対してすぐに反応が返ってくることで、あれこれ試してみようとするモチベーションが高まるのです。

 

対して、現実社会では、ゲームのようにすぐにフィードバックが返ってくるとは限りません。

仕事を例にとっても、自分の手掛けたプロジェクトの成否はすぐには分かりませんし、さらに言えば、成功したかどうか、はっきりと分からないことも少なくありません。

すぐに結果の分かるゲームと比べたら、モチベーションを高めたり、維持したりすることが難しいと思います。

 

このように、あらためて考えてみると、ゲームにおける即時フィードバックの仕組みは、ゲームへの熱中度を上げるためにとても効果的だと言えるでしょう。

 

子育てにおける「即時フィードバック」

さて、子育てにおける「即時フィードバック」の活用について考えてみます。

 

例えば子どもが、普段はママに履かせてもらっている靴を、自発的に履いたとします。

ここですぐさま、「自分で靴はけたね~、えらいね。」などと声をかけてあげたとしたらどうでしょう。

子どもは「自分で靴をはいたことを、ママは見てくれていた。ほめてくれた」と感じ、次に出かけるときには、また自発的に靴を履こうとする確率が高まるでしょう。

 

同じ言葉をかけるとしても、行動が起きてから1時間後であったとしたら、子どもは何を褒められたのかピンとこず、その後のポジティブな変化はあまり期待できないでしょう。

 

私もフィードバックのタイミングには気をつけていて、子どもが起こしたポジティブな行動に対しては、すぐに声かけするよう心がけています。

家事で忙しいときでも、なるべく時間を割くようにしています。

 

フィードバックの可視化

関連することとして、「フィードバックの可視化」についても触れたいと思います。

これもゲームにおける大切な要素で、フィードバックをよりはっきりと示すのに効果的です。

例えば、RPGでは、登場するキャラクターのステータスや称号(バッジ)、キャラクターの見た目などが、プレイした内容によって、変化します。

敵を倒してレベルが上がるとキャラクターは強くなりますが、ステータス画面の数値を見れば、その結果が一目瞭然です。

「子育て×ゲーミフィケーション②」で取り上げた「バッジ」も、一定の成果をあげたプレイヤーに対するフィードバックを可視化したものと言えます。 

 

一方、現実社会では、自分のレベルやステータスが数値で明示されるわけではないので、強くなったり上手くなったりといった成長度合いが分かりづらい場合が多いです。

本を1冊読んだら「かしこさが2あがった!」とか、RPGのようにフィードバックがあったら分かりやすいんですけどね。

 

ビジネス分野でいえば、SNSの「イイね!」やフォロワー数、このはてなブログにおける「スター」のサービスなどは、ユーザーの積極的な利用を促す仕組みとして、かなり効果的なフィードバックだと思います。

(スターもらえると嬉しいですよね^^)

 

子育てにおける「フィードバックの可視化」

以前から何度も同じような話をしていますが、我が家では、子どもが起こした“望ましい行動”(お手伝いなど)に対して、シールをあげるというルールがあります。

シールは、壁に貼られているお手伝いシートに貼られ、どのくらいお手伝いできたかが、目で見て簡単に分かるようになっています。

娘にとってはこれが嬉しいようで、「見て~、こんなにお手伝いしたよ~!」とよく自慢してきます(笑)

 

ちなみに、長女は現在お手伝いシート22枚目に突入。シート1枚につき30枚のシールを貼れるので、すでに600枚を超えるシールが貼られていることになります。

シートの枚数ぶんレベルが上がるという設定にしてあり、シートに「Lv22」と表示されています。

こんな感じです↓↓↓

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このレベル設定も娘にとっては励みになっているようです。

 

これらのシール、レベル表示、あとバッジもそうですが、視覚的なフィードバックの効果は、娘のリアクションから身をもって実感しています。

 

おわりに

今回は、ゲーミフィケーションの要素として、「即時フィードバック」「フィードバックの可視化」を取り上げてみました。

 

正直なことを言うと、これらの重要性については、私が「ゲーミフィケーション」という概念と出会う前から、知っていました。

もともと、心理学における学習理論や、対人援助場面において、よく知られた手法ではあるのです。

 

こう書くと、「じゃあゲーミフィケーションなんて言葉を持ち出す必要はなかったんじゃないか?」「既存の知恵の焼き直しなんじゃないか?」というご指摘を受けるかもしれません。

これは、もしかしたらその通りかもしれません(笑)

ただ、個人的には、ゲーミフィケーションという枠組みで考えなければ、今回書いた「レベル」や「バッジ」といったアイデアはたぶん出てこなかったし、自然と「楽しもう!楽しませよう!」という気持ちになれたのは、やはりゲーム感覚を取り入れたからだと思います。

このあたりは、私自身よく整理しきれていない部分なので、可能ならどこかでまた書いてみたいと思います。

 

いずれにせよ、フィードバックのタイミングや示し方は、子ども(ひいては人間)の行動を起こすモチベーションに大きな影響を与えるものなので、意識することは大切です。

子どものやる気を引き出す手法の一つとして、参考にしていただけたら幸いです^^

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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娘が「アナと雪の女王」から学んだこと

明けましておめでとうございます!

2児の父で、育休中のこころふです。

今年もよろしくお願いします。

 

昨年10月に本ブログを始め、最初のころはほぼ毎日更新していたのですが、途中からブログに時間を割くことが難しくなり、今では週に1~2回の更新になってしまいました。

そこはやや反省点なのですが、ブログを書くのは楽しいので、マイペースに継続していきたいと思っています。

 

さて、今回はちょっとしたエピソードについて書いてみたいと思います。

 

ここ最近、長女のぴよ子(年少)が『アナと雪の女王』(2ではなく、無印のほうです)にハマっていて、ほぼ毎日DVDを観ています。

あまりに繰り返し観ているので、さすがに大まかなストーリーは理解してきたようです。

ある日ぴよ子が、「エルサはアナを守りたかったの?」と聞いてきました。

 

知らない方のために補足しておくと、エルサはアレンデールという国の女王で、アナはその妹です。

エルサは、生まれつき雪や氷をつくる魔法を使うことができるものの、ちゃんとコントロールすることはできず、幼いころには魔法でアナを傷つけてしまったこともありました。

そんなエルサは、あるとき、秘密にしていた魔法の力を暴発させてしまい、自分の力を周りに知られてしまいます。

思わず国から逃げ出したエルサは、魔法の力でつくった氷の城で、一人生きていくことを決めます。

アナはエルサを追って城にたどりつきますが、もう二度とアナを傷つけたくないエルサはアナを追い返し・・・

こんな感じのストーリーです。

 

先ほどぴよ子が「エルサはアナを守りたかったの?」と聞いてきたことは、このエルサがアナを追い返したシーンのことを言っています。

実際このシーンでエルサは「あなたのことを守りたいの」と言っているので、この解釈で間違いありません。

私はというと、「へ~、そういう気持ちもわかるようになったんだ~」とちょっと感心していました。

 

それから数日経ったある日、ぴよ子を幼稚園に迎えに行った際、なぜかテンションの上がってしまったぴよ子が、駐車場に着くまでの道路の上でハシャギ出してしまうということがありました。

危険だと感じた私は、思わず感情的になり、ぴよ子を強めに叱り、車まで連れて行きました。

ぴよ子にとってはそれが面白くなかったようで、しばらくすねた態度をとっていました。家に着いたあとも、へそを曲げたままでなかなか車から降りようとしません。

 

そこで私は、「さっき父ちゃんはね、ぴよ子の命を守りたいから怒ったんだよ。ぴよ子のことが大切だからね」と言いました。

しばらくすると、ぴよ子は「父ちゃんはぴよ子を守りたかったの?」と言いました。

 

その瞬間私はハッとし、「これは“アナ雪”観てるときにも言ってたやつだ~!!」と思いました。

エルサも、今回の私も、表面上は相手に厳しい態度をとっていますが、その目的は相手を守ることです。

 

娘なりに、エルサと私の態度を重ね合わせ、「自分を守るため」と捉えてくれたようでした。

なんかジーンとしましたね。

 

今回思ったのは、幼児といえど、ただ何となくアニメを楽しんでいるわけではなく、ちゃんと人の心の動きを学んでいるんだなあということです。

これからもなるべく、良質な映画作品なり、絵本なりに触れさせてあげたいなと思う次第です。

 

「アナ雪」は姉妹の真実の愛をメインテーマとして描いています。

欲をいえば、ぴよ子もエルサを見習って、もうちょっとかわいい妹に優しくしてあげてくれたらいいな~なんて思うわけですが・・・

それはもう少し先になりそうです(;^ω^)

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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子育て×ゲーミフィケーション②|ポイントとバッジを活用したモチベーションアップ作戦

こんにちは。

2児の父であり、育休中のこころふです。

 

前回、「ゲーミフィケーション」という考え方を子育てに活かせるんじゃないか、ということを書かせてもらいました。 

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「ゲーミフィケーション」とは、ゲームの要素をビジネスや教育など他の分野に応用する考え方のことです。

 

ゲーミフィケーションには様々な要素があります。

どんな要素があるか、論者によってさまざまなのですが、

例えば、『ウォートン・スクール ゲーミフィケーション集中講義』(著:ケビン・ワーバック、ダン・ハンター、監訳:三ツ松新、訳:渡部典子)という本によれば、具体的な構成要素(コンポーネント)は以下のとおりです。

1.アチーブメント (定められた目標)

2.アバター (プレイヤーのキャラクターを視覚的に表現したもの)

.バッジ (アチーブメントを視覚的に表現したもの)

4.ボス戦 (特に、あるレベルの頂点における難しいチャレンジ)

.コレクション (貯めるアイテム、またはバッジのセット)

.コンバット (定められた闘い。通常は短期的)

7.コンテンツのアンロック (プレーヤーが目標を達成するとロックが解除され、利用可能になるもの)

8.ギフティング (他のプレーヤーとリソースを共有する機会)

9.リーダーボード (プレーヤーの進歩やアチーブメントの視覚的な表示)

10.レベル (プレーヤーの進歩における一定のステップ)

11.ポイント (ゲームの進み具合を数字で表したもの)

12.クエスト (目標と報酬を伴う、あらかじめ設定されたチャレンジ)

13.ソーシャルクラブ (ゲーム内でのソーシャルネットワークを表すもの)

14.チーム (共通の目的のために協力するプレーヤーのグループ)

15.バーチャル商品(架空の、あるいは実際に貨幣価値のある資産)

 

これだけみても、たくさんありますよね。

これらを全部取り入れるのは難しいですが、1つか2つ取り入れるだけでも、効果は狙えると思います。

 

今回は、「ポイント」「バッジ」という要素について簡単に説明したうえで、我が家での実践例をもとに、子育てへの活用の可能性を考えていきたいと思います。

 

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ポイント

古今東西ほとんどあらゆるゲームに含まれているのではないかと思われる要素が「ポイント」です。

アクションゲーム、シューティングゲームなどにあるスコアのシステムや、RPGにおける経験値などがこれに当たります。

例えばドラクエでいうと、経験値をかせぐというインセンティブがあるからこそ、雑魚モンスターを倒し続けるという面倒な作業でも、やり続けることができるわけです。

日常場面で考えてみると、わかりやすい例が、ポイントカードです。

いろんなお店でありますよね、ポイントカード。

もう少しで景品がもらえるからと、余分に買い物してしまったという経験のある人も多いと思います。

シンプルですが、とても有効な手法だと思います。

 

バッジ

「バッジ」とは、要するに称号、もしくは勲章のことです。

大流行した「ポケモンGO」でも、「メダル」や「ジムバッジ」という形でこの要素が登場します。

例えば、歩いた距離が10㎞に達すると「ジョギング」というカテゴリーのブロンズメダルが手に入り、100㎞でシルバーメダル、1000kmでゴールドメダルと、条件が難しくなるにつれて、メダルの色がランクアップします。

また、ジムと呼ばれるバトルができる場所にアクセスすることでジムバッジを手にいれることができます。何度もアクセスしたり、バトルしたりすることで、やはりブロンズ、シルバー、ゴールドと、そのジムのバッジレベルが上がっていきます。

コレクションしたいという収集欲や、他プレイヤーから一目おかれたいという気持ちから、メダル、バッジ集めにいそしんだ人も多いことと思います。

 

私が日常場面で経験した例では、あるカラオケチェーンの会員アプリサービスにこの要素が使われていました。

お店を利用した回数に応じて、ブロンズ会員、シルバー会員、ゴールド会員と、アプリ内の会員カードの色が変わっていくのです。

ランクアップすればするほど、得られる特典がよくなるというシステムでした。

私もブロンズ会員になったときはちょっと嬉しく、まんまと「また行こうかな~」という気持ちにさせられました。

 

我が家での実践例

では、これらの要素を子育てにどのように取り入れたらいいのか、我が家の例を紹介してみます。

まず、我が家ではもともと「子どもにお手伝いをさせたい」という思いから、トークンエコノミーという手法を取り入れていました。

 

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トークンエコノミーでは、何か目標とする行動(ターゲット行動)を設定し、「子どもがその行動を起こしたら1ポイント。10ポイントたまったらお菓子をあげる」などと契約を結びます。

ポイントは、シールを用紙に貼るなどして、可視化します。

これにより、子どもの自発的な行動を促す行動療法的な手法です。

先ほど挙げた「ポイント」が重要になるという点、さらにはポイントの「可視化」「フィードバック」という概念が重要である点も、ゲーミフィケーションとの共通項です。

 

我が家の場合、最初こそ「タオルをたたむ」というお手伝いをターゲット行動にしていましたが、少しずつ「帰宅したら手を洗う」「歯みがきをする」「ご飯を完食する」といった行動もポイント付与の対象に加え、広げていきました。

その上で、ゲーミフィケーションの味付けをし、より娘のモチベーションが上がるように工夫しました。

 

先ほどの「バッジ」を活用した例ですが、「歯みがきをしたら1ポイント、30ポイントたまったら“歯みがきマスター”のバッジをもらうことができる」みたいなルールをつくりました。

バッジは、折り紙でつくった簡素なものです。

作り方は、こちらのサイトを参考にさせていただきました。

origami.onl

 

「これ欲しがるかな~?」といった親の心配をよそに、長女の食いつきはよく、シール(ポイント)とバッジ欲しさに、以前よりも嫌がらずに歯みがきするようになりました。

 

「バッジ」は応用がききますね。

「手洗いマスター」「ごはん(完食)マスター」など、なんでもいけます。

別にバッジをもらったからといって、お菓子がもらえるわけでも、遊びに連れて行ってもらえるわけでもないのですが、こういう称号みたいなものって、ちょっとしたものでも嬉しいものですよね。

 

一応、2歳の次女にも同じルールでさせています。よく意味は分かっていませんが、上の子の真似をして、シールを欲しがったりします(笑)

 

私は、このゲームのナビゲーターとなるわけですが、いろいろなクエストを提示したり、それに応じた報酬をわたしたりと、面倒くささはありつつも、なかなか楽しいです。

親も楽しんで取り組むことが、子どもにとってのモチベアップにつながると感じています。

 

おわりに

今回は、ゲーミフィケーションの「ポイント」「バッジ」という要素について説明しながら、我が家での実践例を紹介してみました。

簡単に取り入れられる要素であるにもかかわらず、子どものモチベーションアップにかなりの効果があると感じています。

まさに、「こうかは ばつぐんだ!」といった感じです。

 

もちろん、合う・合わないは子どもの性格、年齢などによると思うので、一概には言えませんが、お金も手間もそれほどかからないので、試してダメでもダメージなしというのがよいところだと思います。

 

子育てに活かせそうなゲーミフィケーションの要素はまだまだあります。

今回書ききれなかった内容も多いので、機会があればまた書いてみたいと思います。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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子育て×ゲーミフィケーション①|ゲーミフィケーションってなに?

こんにちは。

2児の父であり、育休中の公認心理師こころふです。

 

子育てをしている方なら誰でも、子どもに対して「もっと自分から行動してほしいなぁ」と思ったことがあると思います。

食事、着替え、手洗い、歯みがき、片付け、などなど、いったい一日何回やるべきことを指示する必要があることか・・・

もちろん我が家も例外ではなく、「あれやりなさい」「これやりなさい」の連続で、イライラすることもしばしば。

 

以前も書きましたが、我が家では「トークンエコノミー法」という手法を取り入れています。

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トークンエコノミーでは、何か目標とする行動(ターゲット行動)を設定し、「子どもがその行動を起こしたら1ポイント。10ポイントたまったらお菓子をあげる」などと契約を結びます。

ポイントは、シールを用紙に貼るなどして、可視化します。

これにより、子どもの自発的な行動を促す行動療法的な手法です。

 

その成果もあり、いくつかの日課はそれなりに自分からやってくれるようにはなりました。

ですが、それだけで十分かというとそうでもなく、マンネリも否めません。

 

何かいい方法はないかな~と考えていたところ、「ゲーミフィケーション」に出会いました。

まだ勉強し始めたばかりですが、知れば知るほど子育てに応用できる可能性を感じ、わくわくした感情さえ抱いています。

 

今回は、「ゲーミフィケーション」という概念がどういったものなのかを簡単に説明しながら、子育てに活かす方法についても考えていきたいと思います。

 

「もっと楽しく子育てしたい!」「子どもに自発的に行動してもらえるようになりたい!」という人に読んでいただけたら幸いです。

 

ゲーミフィケーションとは?

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コンセプト

Wikipediaから引用させてもらうと・・・

「ゲーミフィケーション(英:gamification)は、ゲームデザイン要素やゲームの原則をゲーム以外の物事に応用することを言う。(以下略)」

とあります。

 

ゲームといえば、マリオ、ドラクエなどをイメージされる方が多いと思います。

マリオもドラクエも、設定されている課題や障害をひとつひとつクリアしていくことでゴール(ピーチ姫を助けることだったり、竜王を倒して世界の平和を取り戻すことだったり)を目指すものです。

 

当たり前ですが、これらの課題はやらなくても実生活で何ら困ることのないものです。(友達との話題についていけなくなる、とかはあるかもですが)

達成したからといって、お金がもらえるわけでも、おいしいものが食べられるわけでもありません。

にもかかわらず、多くのゲーム愛好者は、嬉々としてこの課題に取り組みます。私もその一人です。

これは、ゲームの中に、人を夢中にさせる様々な“仕掛け”が組み込まれているからに他なりません。

であれば、その“仕掛け”をビジネスや教育など別の分野に活かせないか、というのがゲーミフィケーションの考え方です。

 

10年ほど前に生まれた言葉で、まだしっかり体系化されているとは言い難い分野です。

関連する本やウェブサイトなどをいくつか眺めてみましたが、紹介されているゲーミフィケーションの構成要素の記述は、人によってバラバラです。

見解が統一されていない分野だと言えるでしょう。

 

ただ、あまり学問的な側面にこだわる必要もないので、あくまでユーザー目線で、“どうつかえるのか”といった部分を中心に書いていきたいと思います。

 

くら寿司の例

よく挙げられるゲーミフィケーションの例として、回転寿司チェーンくら寿司の「ビッくらポン!」があります。

食べた寿司の皿が5枚たまると、1回ガチャガチャに挑戦することができ、当たりが出たら景品がもらえるというものです。

例えば、食べた枚数が9枚だったとしたら、何となくあと1枚ぶん食べたくなりませんか?

特に子ども連れで食べに行った日には、子どもから「おとうさ~ん、あと2枚食べて~!」とおねだりされること請け合いですね。

 

注意しなければいけないのは、ガチャをやったら当たるとは限らないし、当たっても欲しい景品が出てくるとは限らない・・・

これ、ソーシャルゲームのガチャシステムそのものですね。

 

私自身は、最近までドラクエウォークという位置情報ゲームにはまっていたのですが、

これにもガチャシステムがあります。

一定数のジェム(ゲーム内通貨みたいなもの)をためることで、ガチャにチャレンジできるわけですが、レアなアイテムは当然なかなか当たりません。続けて同じアイテムが出てしまうこともあります。

プレイヤーによっては、レアアイテムを手に入れるために課金をすることも。

 

くら寿司のほうに話を戻しますが、最近ではあの「鬼滅の刃」のグッズが景品になり、平日過去最高の売り上げを達成したとか。

散財した鬼滅ファンもたくさんいることでしょう。

ホントよくできてますね(*´▽`*) 

 

子育てへの応用

こういったゲーミフィケーションの話を聞くうちに、

「これって子育てにも応用できるのでは!?」と思いました。

 

主に、子どもの動機づけアップに活用できると思います。

 

まだ私自身が試行錯誤中ですが、徐々に効果を感じている部分もあります。

今後、具体的な実践について紹介していきたいと思っています。

といったところで、次回に続きます。中途半端ですみません(笑)

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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育休取得をきっかけに、思い切って学資保険を解約してみたという話

こんにちは。

2時の父で、育休中のこころふです。

 

最近お金のことを勉強しています。

これまで、お金のことなど一切勉強してきませんでした。

いわゆるマネーリテラシーも、ちょっと恥ずかしいレベルで不足していました。

 

ですが、育休をとったことをきっかけに、少しずつお金のことを勉強してきました。

その一環として、つい先日家計を圧迫していた保険を解約しました。

本ブログの趣旨とはやや離れますが、子育てにも関係してくることなので、書いてみたいと思います。

 

なぜお金のことを考えるようになったか

私が育休をとることになり、家計が苦しくなりました。

 

多くの場合、女性でも男性でも、育休期間中は育児給付金が出ます。

出生から6か月間は収入の67%、その後6か月間は50%の給付金が出ます。

ですが、私の場合、次女が1歳を超えたあとで育休をスタートしたので、給付金は出ず、収入は0になってしまいました。

 

分かっていたことではありますが、実際にどんどん通帳残高がなくなっていくのを目の当たりにすると、けっこう辛いものがあります(´;ω;`)

毎月当たり前のように振り込まれていた給料ですが、今ならそのありがたみが分かります(;^ω^)

 

今は妻が働いていますが、収入はやや私よりも少なく、徐々に余裕がなくなってきています。

 

これはいかん!と思い、家計を本気で見直すことにしたのです。

 

もう一つきっかけがあります。

お金のことを勉強しているというママ友さんからあるYoutubeチャンネルを勧められました。

『両学長 リベラルアーツ大学』です。

www.youtube.com

 

有名なので知っている方もいると思います。

大変わかりやすく、次から次へと視聴していき、すっかりハマってしまいました(笑)

 

両学長の話をざっくり言ってしまうと、

「固定費を減らして支出を抑える、かつお金を増やすために投資がおススメ!」といった内容です。

そして、「固定費で見直すべきは、ズバリ保険!」ということを主張されていました。

両学長曰く、必要な保険は限られる。特にダメなのは貯蓄型の保険ということでした。

 

学資保険の解約へ

貯蓄型の保険の一つに、学資保険があります。

子どもの教育費をためるための保険ですね。

 

数年前に妻の勧めにより、私名義で加入していました。

内心、これホンマに必要なんかい・・・と思いながら、妻と保険屋さんの圧に負けてしまいました(;´∀`)

まぁきちんと調べなかった自分がいけないんですけどね。

これがけっこう家計を圧迫していたんです。

 

あらためて保険内容を見直してみると、18年間ほどつみたてて、ようやく元本より少し利益が得られる程度のメリットしかありません。

ほとんど利子がつかない銀行預金よりは利率がいいものの、自由に引き出すことができない上、さらにインフレリスクや保険会社の倒産といったリスクもあります。

万一のときに出る保険金も多くはなく、生命保険としても中途半端です。

無難な投資信託に回したほうが、よほどメリットがありそうです。

 

今だったら、勧められても絶対に入りませんが、我が家はすでに加入してしまっている・・・数年前の自分にこのブログを読ませてあげたい(-_-;)

 

途中解約するとなると、多くの場合、元本割れしてしまい、損することになります。

我が家の場合も、2人ぶんの学資保険を解約することで、計10万円ほどの損失が生まれてしまうことがわかりました。

 

正直、とても迷いました・・・。

が、この度、きっぱりと学資保険を解約して、その返戻金を投資信託に回すことを決めました!!

いろいろ勉強した結果、10万円程度なら、数年の投資で取り返せると判断したのです。

 

最初は眉をひそめていた妻も、私のプレゼンにより、納得してくれました(笑)

もちろん私は投資初心者だし、なにせ子どもの教育費に直結するものなので、なるべくリスクのない方法で長期積み立てをしていくつもりです。

 

保険屋さんには、学資保険の解約に驚かれはしましたが、へんに引き留められることもなく、スムーズに解約することができました。

達成感ありました(笑)

 

ちなみに、学資保険はほとんどの人にとってメリットがないと今では思っていますが、すでに契約している人が解約すべきかどうかについては、ケースバイケース、人によって意見が変わってくると思います。念のため。

 

育休とって価値観が変わった

育休最大のデメリットは、経済的に苦しくなることだと思っていますが、そのぶん今回お金のことを勉強するきっかけになりました。

 

保険については、まだ減らす余地がありますし、その他の固定費も見直す必要があると思っています。(通信費とか)

ハマりすぎない程度に投資の勉強もしていきたいです。

つい最近まで家計に無頓着だった私の急激な変化は、妻にも驚かれているほどです(笑)

 

もし私が育休をとらず、定年まで仕事を続けていたとしたら、こういった価値観の変化は起こらなかったと思います。

お金のことだけでなく、家事や育児、食べ物(添加物とか)、働き方、ひいては生き方についても、育休前とはあきらかに考え方が変わってきています。

ブログも始めていなかったでしょう。

そういった意味でも、環境や生活パターンの変化は、人の考え方を豊かにするなぁと感じています。

 

 

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バタバタする登園前に役立つおすすめアプリ|あさとけい

こんにちは。

2児の父であり、育休中のこころふです。

 

今回は、登園前のバタバタをちょっとだけ解消できる、おススメのアプリを紹介したいと思います。

 

使うようになったきっかけ

娘が本格的に幼稚園に通い始めたのが今年の6月頃。

登園の準備の大変さを思い知りました。

 

ご飯を食べさせる、服を着替えさせる、荷物の準備をする、洗濯物を干す、食器を片づける(場合によってはほったらかし)、日によっては弁当を用意する・・・

数え出したらきりがありませんね。

しかも2人分・・・。

 

それに加えてこのご時世、子どもの体温を測って、健康票に記入しなければいけません。

一回でうまく測れないと時間とられるし、マスクの用意も地味に手間がかかるし・・・

 

それでもなんとか準備して、

「よし、やっと出かけられる!ギリギリ間に合うぞ!」と思うと、

「うんちでる~」という思わぬ娘の宣言。

うんち待ちとその処理で20分かかるとかザラ・・・。

なむさん・・・遅刻を覚悟する瞬間です。

 

そんなこんなで最初のころは、たびたび遅刻していました。

そもそも私自身、時間に余裕を持ちながら準備するというのが苦手なのに、さらに慣れない登園準備が必要になり、時間配分がつかめず、てんやわんやでした。

 

「これはまずい・・・」と思い、アプリを取り入れてみました。

 

これは使える!「あさとけい」

その名も「あさとけい」です!

play.google.com

 

女性向けとありますが、男性でも十二分に使うメリットがあると思います。

 

実は、数年前に自分の出勤準備のために使っていた時期があったのですが、最近それを思い出して使用を再開した次第です。

 

このアプリですが、出かける時刻を設定すると、自動的に音声で

「お出かけまであと〇〇分です」とカウントダウンしてくれるものです。

 

たとえば出発時刻を9時に設定すると、8:10には「あと50分です」と通知され、その後「あと30分」、「あと20分」、「あと10分」、「あと5分」とカウントダウンが続き、ジャスト9時になるとチャララ~♪とアラーム音楽が流れるといった具合です。

 

使ってもらえたらわかると思いますが、かなり便利です。

自分で時計を逐一チェックしなくても、アプリの通知を聞いていれば、自然と出かける準備の配分がつかめます。

 

思わぬ副産物

当初は、あくまで私自身が時間を意識するために使っていた「あさとけい」ですが、思わぬ副産物をもたらしてくれました。

 

子どもたちも、「あと〇〇分です」という音声通知を聞くことで、ちょっと焦りを持って動いてくれるようになったのです!

 

長女は4歳に、次女は2歳になる年齢なので、時間概念はほぼ分かっていないはずなのですが、次女ですら「10分だって!」などと言って、着替え用の服を手に取ったりするのです。これには驚きました。

「10分」がどのくらいの長さかはわからなくても、「もうすぐお出かけの時間なんだ」ということは漠然と理解しているということだと思います。

 

本来なら、私が「もう時間ないから急いで!」などと言わなければいけないところ、アプリが代わりに言ってくれる!


言うこと聞かないからとイライラすることもないし、なんなら私が言うよりも聞いてくれる!(笑)

本当に助かってます(*´▽`*)

 

うっかり私がスマホを持ち歩いてしまうと、カウントダウン音声が子どもに届かないことがあるので、なるべくさりげなく子どもの近くに置いておいたりもしています(笑)

 

デメリット?

デメリットと言えるほどかは微妙ですが、一点だけ挙げてみます。

 

現在登園しぶり気味の長女が、アプリの音声通知を聞いたときに、「行きたくな~い」と言い出すことがあります。

「出かけたくない」と思っている子にとっては、ネガティブな刺激として受け取られてしまってもおかしくありません。

 

まぁアプリがなかったとして、結局私が言うことになるのであまり変わらないのですが、子によっては不快刺激になってしまう場合もあるかもしれないということで、一応デメリットとして取り上げさせていただきました。

 

おわりに

アプリのおかげで、以前よりスムーズに家を出られるようになり、遅刻することが減りました。

同時に、私がイライラすることも減りました(笑)

 

子どもがなかなかお出かけの支度をしてくれないと困っている方であれば、一度ご利用を検討してみてはいかがでしょうか。

 

今の時代、こういった便利ツールが数多くつくられているので、上手に使って、なるべく恩恵にあずかりたいものですね(^^)

 

 

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はじめての二者面談

こんにちは。

2児の父であり、育休中のこころふです。

 

先日、はじめて幼稚園の二者面談なるものを受けてきました。

けっこう緊張しました。

本当は妻と2人で臨みたいくらいだったのですが、妻が平日に休みをとるのは難しいので、私一人で行ってきました。

クラス担任の先生2人が応対してくださいました。

 

とりあえず最近の登園しぶりを心配していることを話しましたが、やはり園では楽しく過ごせているとのことで、一安心。

一緒にいて居心地のよい友達もいる様子。

引き続き、娘の気持ちに寄り添いながらも、じっくり励まして登園させてあげようと思いました。

 

先生方から言われたのは、娘が困ったとき、先生たちにヘルプを出せないということです。

例えば、昼ご飯の前、自分の食器がどこにあるかわからないとき、先生に「困ったよ~」というサインを出せればいいのですが、そうではなく「父ちゃんがいい~!」と言っているのだそうです。

あとは、靴をはかなくてはいけないときも、誰かがはかせてくれるのを待っていることがあるそうです。

 

これは、たしかにそうだろうなと納得。

内弁慶の娘にとって、親やじいちゃんばあちゃん以外に、上手に頼みごとをするのは、まだまだハードルが高いと思います。

 

また、靴に関していえば、親側が先回りしてはかせてあげてしまっていることが多いですね(;´∀`)

先生方にも、そこは指摘されてしまいました。

娘のためにも、すぐに手伝ってしまうのではなく待ってみたほうがいいのでは、と提案されました。

 

う~ん、たしかに。

結局のところ、手伝ってしまったほうが楽だからついついやってしまうんですよね。反省です(*´Д`) 

時間的な余裕を持つことも大事ですね。

あとは、あんまり負荷をかけると、繊細なわが子の情緒が不安定になりかねない、という事情もありはするのですが・・・。

 

ただ、これでも少しずつ、本人が自発的に行動できるように仕向けてはいるところなので、あせらず気長にやっていきたいと思います。

 

今回、あらためて、園の先生との連携の大切さを感じました。

今までは私も、家庭での様子などを伝えるのに消極的だったのですが、もっと遠慮せず伝えていこうと思いました。

 

 

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登園しぶりの波、再来!

 登園拒否に悩むママのイラスト | かわいいフリー素材が無料のイラストレイン

こんにちは。

2児の父であり、育休中のこころふです。

 

以前、登園しぶりに関する記事を書きました。↓ ↓ ↓

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そのとき絶賛登園しぶり中だったわが娘も、しばらくすると笑顔で登園できるようになり、私も安心していました。

しかし、ここにきて、またも登園しぶりの波がきてしまいました。

それも、大型の波です。

 

振り返ってみると、入園直後に第一波。まぁこれは誰しもが通る道。

慣れた後、10月上旬に第二波。

その後仲の良い友達ができ、好きな先生もでき、今度こそ安定したかと思いきや、

大型の第三波です。コロナみたいですね。

先週は1日登園、1日休園、あとは半日登園でした。

 

話を聞いてみると、どうやら騒がしい子、落ち着きない子がいること、かつその落ち着きない子を先生が叱るのが嫌だというのが、理由の一端である様子。

前にHSP(HSC)について取り上げた記事で、娘もHSCの兆候があるかもと書きましたが、そういう繊細な性格も関係しているようです。

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さて、この大型の登園しぶり波ですが、親としてはけっこうしんどいです(*´Д`)

日によっては、1時間近くにわたる説得を要することもあります。大泣きするときもありました。

そこまでして行かせるべきなのか、迷うこともあります。

ただ、登園してさえしまえば、あとは普通に楽しく過ごせているようなので、なるべく通わせたいと思い、今のところ粘り強く説得しています。

(もちろん、例えばいじめられていたり、園でずっと泣いていたりといった状況があれば、別の方法を考えますが)

 

今回あらためて、登園しぶり、登校しぶりのある子をもつ親の苦悩を体感することになりました。

想像以上にストレスですね。胃がキリキリすることもあります(>_<)

「娘が今後通えなくなってしまうんじゃないか」という不安もありますが、娘を園に預けられないことで、予定していた用事が済ませられなかったり、ホッと息をつく時間がとれなかったりと、時間的な拘束が増えるのが辛いです…。

本ブログの更新もだいぶ停滞しました(笑)

 

あとは、園の先生や妻の両親から「親の対応が甘い」と思われているんじゃないかということも気になったりします。そんなの本当はどうでもいいことなんですけどね…。

 

動揺してしまったときは、自分のブログを読み返したりもしました。「そうだった、そうだった」と思い出したりなんかして(笑)

朝はなるべく冷静に、かつ本人の気持ちを持ち上げる対応を心掛け、頑張って行けたら思い切りハグしています。

 

そのかいあってか、今週は何とか毎日フルで行くことができました。

でも、来週はもっと激しく拒否するかもしれないですし、まだまだ油断できません。

 

世の中には、長期の不登園、不登校となる子もたくさんいますから、対応を迫られる親御さんの苦悩は察するに余りあります。

仕事に行けなくなってしまう親御さんもいますからね。とても切実だと思います。

冷静に、合理的に対応するのは非常に難しいことだと思います。

だからこそ、誰かに相談したり、愚痴ったり、支えてもらったりすることが大事なのですね。

 

娘の登園しぶりがいつまで続くかはわかりませんが、どうせなら、こういう経験をさせてもらえたことを、むしろポジティブにとらえてみたいと思います(*´▽`*)

娘よ、ありがとう!!

 

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シリーズ依存症⑯ 個別支援の必要性

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こんにちは、こころふです。

 

このシリーズも長くなってきました。

絞りだせばまだ書けるかもしれませんが、正直ちょっとしんどくなってきたので、いったんこれで区切りにしようかと思います。

 

さて、今回は「個別支援」の必要性について書いてみたいと思います。

参考文献を最初にあげておきます。

 

『本人・家族・支援者のためのギャンブル依存との向き合い方 一人ひとりにあわせた支援で平穏な暮らしを取り戻す』(明石書店)です。

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著者は、中村努さん(NPO法人ワンデーポート理事)、高澤和彦さん(浦和まはろ相談室)、稲村厚さん(司法書士)、編集は認定NPO法人のワンデーポートです。

 

タイトルどおり、ギャンブル依存の話がメインですが、他の依存問題にも大いに関わってくる内容です。

今回はこちらの本を大いに参考にして書いています。

 

依存症支援の常識??

これまでも少し触れてきましたが、依存症業界には以下のような「常識」があります。

 

「依存症は病気です。専門医の診察を受け、自助グループにも通いましょう。家族も共依存という病気なので、家族の自助グループや家族会に参加しましょう」

 

こんな感じです。

もちろん、これはこれで嘘ではないのですが、かなり一面的な考え方なので盲信は禁物です。

なぜかというと、自助グループへの参加でよくなる人もいれば、よくならない人もいるからです。

 

発達障害という視点

参考文献として挙げた『ギャンブル依存との向き合い方』の大きな特徴は、依存問題の理解に「発達障害」という視点を取り込んでいることです。

これは「ギャンブル依存」だけではなく、アルコール依存や薬物依存、ゲーム依存といったさまざまな依存問題にも大いに関わることです。

 

発達障害とは?

めちゃくちゃ簡単に説明するなら、発達障害は、「発達に偏りが生じる脳機能の障害」ということになります。

発達障害のなかでも、依存症にかかわってくるのは、自閉スペクトラム症、AD/HDが主だと思います。

自閉スペクトラム症は、対人コミュニケーションの苦手さ、こだわりの強さなどが特徴となります。場の空気を読みづらく、周りに合わせた行動が苦手です。

AD/HD(注意欠如多動性障害)は、不注意、多動性、衝動性が主な特徴となります。例えば、子ども時代に教室をウロウロ歩き回っていたり、授業に全く集中できなかったりした人は、AD/HDの可能性が高いです。

 

 

問題は、これらの特徴の影響で、他者となじめず孤立してしまったり、深く傷ついてしまったりする人が多いことです。いわゆる二次障害といわれるものです。

こういった生きづらさ、強いストレスを解消するためにギャンブルなどに手を伸ばし、過剰にはまってしまうことがあるのです。

 

「典型的な依存症タイプ」と「発達障害を抱えるタイプ」

ここではかなりざっくりとではありますが、2つのタイプに分けてその特徴を整理してみたいと思います。

もちろん、発達障害の有無以外にも、着目すべきポイントはあるのですが、あえてかなり単純化した分け方をしています。

 

典型的な依存症タイプ

いわゆる典型的な依存症タイプというのは、例えばギャンブルをやる前には自立した社会生活を送れていた場合が多いです。発達障害の特性がないか、あっても薄い人。

このタイプの人は、自助グループでミーティングを続けることによって回復に向かうことが十分期待できます。ただ、否認が強く、簡単には自助グループなどの資源につながらないことが多いです。

 

発達障害のあるタイプ

依存問題うんぬんの前に、自立や社会生活に問題を抱えていることが多く、本人の特性に応じたきめ細かな支援が必要です。知的障害を抱えている場合もあります。

例えば、金銭管理能力に乏しく、ギャンブルをする前から日常的に散財をしていたりする人。こういった場合は、依存症アプローチよりも、どう金銭管理を支援するかということに着目すべきでしょう。社会福祉協議会の金銭管理支援を利用するなどの選択肢があります。

このタイプの人に自助グループを勧めても、グループになじめず不安感を強めてしまったり、ただ通うだけになってしまいミーティングに意味を見出せなかったりといったことが心配されます。

 

このように、発達障害の有無を確認することは、その後の支援方針を決めるうえで、とても重要になります。

にもかかわらず、私の知る限りでは、依存症支援の場で、まだまだこのポイントが軽視されていると感じています。なにを隠そう、私自身もそうだったので…。

 

ではどうしたらよいの?

「依存問題がある。依存症だ。自助グループを勧めよう」といったあまりに単純な考え方は、危険だと思います。

大事なのは、依存行動が起こる前から社会生活に問題を抱えていなかったか、発達的な偏りがないか、その他の精神疾患を抱えていないか、家族関係に問題がなかったか、などなど、多様な視点でその人を理解しようとすることです。

 

その中で、例えばもともと金銭管理に課題を抱えていた人であるのなら、自助グループを安易に勧めるのではなく、金銭管理の支援を受けてもらう、とか。

友達もおらず趣味もなく、ひまつぶしにパチンコにお金を費やしてしまっているのであれば、何か他のお金のかからない趣味をいっしょに探す、とか。

その人に合った支援方法が思いつくはずです。

 

おわりに

今回は、依存問題を抱える人への「個別支援」に焦点をあてて書いてみました。

文字にすると簡単なことのようですが、これが意外と難しいと感じています。

やはりどうしても人間、その人の目立った症状ばかりに目を向けてしまいがちで、「この症状にはこう対応すべきだ」という観念にしばられてしまいがちです。

そうではなく、もっとその人の背景、問題の根っこに目を向け、オーダーメイドで援助をしていくことが理想だと思います。

簡単ではないですが、私もそれを目指していきたいと思っています。

 

冒頭に書きましたが、いったん依存症シリーズは区切りとしたいと思います。

読んでくださった方、どうもありがとうございました(^^)

 

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シリーズ依存症⑮ ダルクって何?

友達を励ましているイラスト(男性)

こんにちは。

公認心理師のこころふです。

 

以前、依存症支援に携わっていたことがあり、最近は依存症のことをシリーズで書いています。

今回は、薬物依存のリハビリ施設である「ダルク」について説明したいと思います。

 

ダルクとは?

ダルク(DARC)は、Drug Addiction Rehabilitation Centerの略で、薬物依存者の回復と社会復帰支援を目的とした民間のリハビリ施設です。

薬物依存等の依存問題を抱える人が、施設に入所し、仲間同士で助け合いながら回復を目指します。

スタッフは依存症からの回復者であり、入所者にとっては「先行く仲間」でもあるわけです。

 

医療機関や相談機関への通所による相談だけでは回復が困難と思われる方が、対象となることが多いです。 

例えば、住んでいる地域にいわゆる薬物仲間が多ければ、会う機会も多くなり、薬を断つことは難しくなります。そこで、居住地域とは離れたダルクに入所することで、再発のきっかけを減らすというメリットがあります。

 

ちなみに、最初に「薬物依存者の回復のための施設」と書きましたが、私の知っているダルクでは、アルコール依存者が入所者の約半数を占めていたり、まれにギャンブル依存の方が入所することもあると聞きました。

あくまでメインは薬物依存者なのでしょうが、幅広く受け入れている施設も多いようです。

 

その歴史

ダルクの創設者は、近藤恒夫さんという人です。かつては薬物乱用者でした。

近藤さんは、アルコール依存症回復施設であるMACの創設者であるアメリカ人神父ロイ・アッセンハイマーと出会い、MAC職員を経て、1985年に西日暮里の一軒家に東京ダルクを開設しました。

その後、沖縄ダルク、高知ダルクを設立し、1998年には日本ダルクを設立しました。

ダルクは年々増え続け、現在は全国で50か所ほど存在します。 

 

どんな活動をしているの?

それぞれの特色があるので一概には言えないのですが、ミーティング、回復プログラムが中心となります。

以前紹介したSMARPPのようなプログラムを活用している施設もあります。

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ミーティングは、ダルク内部だけでなく、外部のNA(ナルコティクス・アノニマス)という自助グループに通う形でも行われます。

スタッフの話では、外部のミーティングに通うことで、ダルク退所後もミーティングにつながりやすいようにする狙いがあるとのことでした。

 

私の知っているダルクでは、沖縄の伝統芸能であるエイサーに力を入れていて、慰問活動などもし、積極的に地域交流していました。

 

ダルクのイメージ

おそらく世間では、「どうせやめられないんでしょ?」というイメージを持つ人が多いのではないかと思います。

少なくともいいイメージを持つ人はまだまだ少ないのではないでしょうか。

 

少し前になりますが、マーシーこと田代まさしさんが、ダルクを利用しながらも、薬物の再使用でまた逮捕されてしまったというニュースもありました。

マーシーがダルクでがんばっているという話は聞いていたので、個人的には残念な気持ちもありました。

 

もちろん、すべての人がうまくいくわけではありません。

ただ、立ち直った人の姿を私自身実際に目にしていますし、失敗を繰り返しながらも、何度かダルクに入り直し、最終的にはうまくいくという人もいます。

ダルクの有効性を示した研究もあるので、事項で紹介します。

 

ダルク追っかけ調査

 国立精神・神経医療研究センターの嶋根卓也先生が中心となって行われた、その名も「ダルク追っかけ調査」というものがあります。

ダルク利用者の断薬状況、就労状況などの予後を追跡したプロジェクトです。

 

その結果ですが、入所者の50%は2年間にわたりクリーン(薬物を使用しないこと)を維持していました。

また、退所後の薬物使用率は10%程度で、約50%は自助グループに定期参加を続けているというものでした。

これは、かなり高い成績と言えます。

他の回復資源で、ここまでの成績は難しいでしょう。

 

断薬が続く人の共通項としては、

1.仲間や職員との関係が良好であること

2.回復のモデルとなる仲間の存在

3.自助グループへの定期的な参加

とのことです。

 

ダルク関係者の人間性

これはあくまで、私個人の感想にはなってしまいますが、参考までに。

私は仕事の上で、ダルクの方に協力してもらうことが何度もありました。

その中で印象深かったのは、ダルクのスタッフや利用者の人間性でした。

 

正直なところ、私がダルクの人たちと会うまでは、多少の、いやけっこうな偏見があったと思います。

だって元薬物乱用者、しかも現在進行形で依存問題と闘っている人たち。

ちょっと怖いイメージを持っていました。

 

ところが、実際に会ってみると、人間的な魅力にあふれる人が多く、仲間への強い思いやりを感じました。

特に、やはり回復を経験してきたスタッフの方からは、同じ依存問題で苦しむ仲間を助けたいという強い気持ちが感じられ、「なんという人格者!」と驚いたほどでした。

苦難を乗り越えてきた人たちだからこそ出せる、人間的な強さみたいなものを感じたのでした。

 

おわりに

国内の依存問題において、ダルクの存在は非常に大きいものです。

にもかかわらず、世間からのイメージはあまりよくないか、そもそもあまり知られていないかもしれません。

一度会ってみると、そのイメージはガラリと変わる可能性があるので、チャンスがあれば是非会ってみてほしいなあと思います。

コロナの影響で機会が減ってしまっているとは思いますが、積極的に地域交流しているダルクであれば、意外と身近でイベントをしていたりもするかもしれません。

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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シリーズ依存症⑭ 底つき体験とは?

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こんにちは。

公認心理師のこころふです。

 

今回も依存症領域でよく出てくるキーワードについて解説します。

テーマは「底つき」です。

 

「底つき」とは?

依存症は否認の病ともいわれるように、本人がなかなか自身の問題に向き合うことができないといわれています。

 

そこで、伝統的にいわれてきたのが、「依存症者が回復するには、もっと痛い目をみないとダメだ」「もっと底をつかないとダメだ」ということです。

治療者は、依存症を抱える本人が自分から何とかしようとするまで放っておいたり、家族に本人を突き放させたりし、本人が心底困るタイミングを待つという対応が主流な時代がありました。

突き放された本人は、途方に暮れ、人生のどん底を体験し、それが回復への転換点になるという考え方。これが「底つき体験」と呼ばれるものです。

 

「底つき」は本当に必要?

たしかに、いったん人生の底を味わうことで、自分の問題に向き合えるようになり、回復に向かうというケースはあります。

 

しかし、リスクもあります。

どん底を経験して、立ち直ろうと前向きに思える人ばかりではありません。

心身の健康を損ない、経済力も、人間関係も失った状態で、回復を志すことはとても難しいことです。

自暴自棄になり、最悪の場合、自ら死を選んでしまう人もいます。

最近では、依存症者に底つき体験させることにエビデンスがないことも指摘されており、むしろ危険な方法だといわれるようになりました。

 

しかし未だに、本人を「底つき」させるよう家族にアドバイスする関係者がいることもたしかです。

 

それまで何をやっても上手くいかなかった家族は、藁にもすがるような思いでこれを信じ、本人を「底つき」させようと突き放すことでしょう。

それで上手くいくケースもあるので、100%否定するつもりはないのですが、リスクがあることは知っておくべきです。

少なくとも、安易に勧めていい方法ではありません。

 

あとは、実際に回復を経験した当事者が、かつてのどん底のような時期を振り返って、「あれが“底つき”だったんだ」と感じたり、話したりすることはあると思いますが、周りがあえて「底つき」状態に陥らせる必要はないと思います。

 

「底つき」を待つより「動機づけ」を!

現在では、ひどい「底つき」を待つより、本人が早い時期に生活を見直し、依存問題に向き合えるよう、動機づけしていくことが大事だといわれるようになりました。

 

その柱となるのが、家族支援です。

家族支援については、過去の記事でも紹介しました。 

kokorofu.com

 

家族が叱責や説教をやめ、効果的なコミュニケーション方法を学び、本人を治療へと動機づけていくのです。

 

最近では、CRAFT(Community Reinforcement and Family Training)という、家族支援のためのプログラムも広まりつつあります。

本人へのコミュニケーションスキルの習得、イネイブリングをやめること、家庭内暴力への対応など、家族が必要とするスキルを順に学んでいくもので、集団で行われることが一般的です。 

専門医療機関や精神保健福祉センターなどで、取り入れられていることが多いです。

 

おわりに

 依存症領域では、伝統的に正しいとされてきたけれど、現在では否定されたり疑問視されたりしている考え方がいくつかあります。

 

今回の「底つき」理論や、自助グループ絶対主義などがそれです。参考までに過去記事を貼っておきます。
kokorofu.com

 

上記2つの言説は、今でもそれに近い話を聞くことがあり、まだまだ昔ながらの考え方が払拭されていないんだな、と感じます。

 

私自身も、ここ半年間ほど勉強し直して、ハッと気づかされた視点がいくつもあったりします…。

伝統的な価値観に縛られず、常に新しいものを見ていけるよう心がけたいものです。

 

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シリーズ依存症⑬ 共依存とイネイブリング

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こんにちは。

公認心理師のこころふです。

 

依存問題に関心があり、ここまで書いてきました。

今まで、これほど集中的にひとつの分野について書くということがなかったのですが、なるべく体系的にバランスよく書こうとするのがこれほど大変だとは・・・

本を出すような人ってやっぱりすごいんだなぁと思います。

 

今回は、「共依存」「イネイブリング」といったキーワードについての解説をしてみたいと思います。

どちらも、依存症分野では、よく見聞きする言葉なので、簡単に説明します。

 

共依存とは?

「共依存」は、ある人との関係に過度に執着してしまうことを表した言葉で、「関係性の依存」ともいわれます。

 

アルコール依存症の現場から生まれた言葉で、アルコール依存患者に振り回される家族の特徴を説明するために使われるようになったそうです。

 

アルコール依存者は、家族の世話なしには社会生活が送れなくなり、逆に家族は、依存者本人の世話をとおして、自分の価値を見出す、といった関係性があります。

 

こうなると、家族は本人と適切な距離をとることが難しくなり、回復には到底結びつかないような対応をとってしまうことが多くなります。

 

イネイブリングとは?

共依存と大いに関連のある言葉です。

「イネイブリング(enabling)」とは、依存行動を「支える」「可能にさせる」という意味の言葉です。

「尻ぬぐい行動」なんて言われたりもします。

 

例えば、ギャンブル依存で借金を抱えた本人の借金を、家族が肩代わりしてあげる行動がこれにあたります。

家族としては、本人を借金の取り立てから救おうとしたり、愛情を注いで改心させたい、といった善意からなのですが、結果的には本人のギャンブル行動を助長させてしまう可能性が高いです。

 

他にも、二日酔いで仕事に行けない夫の代わりに、妻が会社に電話を入れる行動などもイネイブリングの一種です。

ここでは、しづらい電話を妻が代わりにすることで、夫が困りを感じることなくやり過ごせてしまっています。

 

どちらの例も、本人が自分の問題に向き合うチャンスを逃してしまった形になるので、結果として依存行動を続けやすいようにしてしまっているのです。

 

日本では「問題があったら、家族が尻ぬぐいするのが当たり前」といった感覚が強いように感じるので、とても日本人的な行動だなあとも思います。

 

ちなみに、イネイブリングをしてしまっている人のことを、「イネイブラー」と呼ぶことがあります。

ただこれは、あくまで善意で動いている家族に対して、ネガティブなレッテルを貼ることになるという点で、あまりよしとしない見方もあります。

 

どうしたらいいの?

まずは、家族が自身が「共依存」の状態に陥っていること、「イネイブリング」をしてしまっていることを自覚することが大切です。

自分のしていることに意味がないどころか、逆効果になっていると分かれば、自分の行動パターンを変えていくことも可能です。

 

分かりやすいところで言えば、借金の肩代わりはしない、お酒の問題の尻ぬぐいはしない、などですね。

家族でなく、本人が困る(問題に向き合う)ようにもっていくことです。

 

とはいえ、一人でこれを実践していくのはなかなか難しいので、専門医療機関や精神保健福祉センターなどで開催される家族教室や、家族の自助グループ(アラノン、ナラノン、ギャマノンなど)に参加をするのも一つの方法です。

 

おわりに

私が家族支援にかかわりながら思ったのが、「なんて皮肉なんだろう」ということでした。

家族がよかれと思ってやっていることが、依存問題をより深め、複雑化させているという事実には、胸がしめつけられる思いがしました。

ほとんどの方が、いい人、優しい人なのですが、優しすぎるがゆえに、問題がこじれてしまっている例を何件も見ました。

 

ただ、さまざまな勉強、アドバイスを糧にして、立ち直っていく家族にも出会うことができ、「変われるんだ」とこちらが励まされたりもしました。

 

人との関係って本当に奥深いと感じます。

 

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

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