こんにちは。
2児の父であり、育休中の公認心理師こころふです。
子育てをしている方なら誰でも、子どもに対して「もっと自分から行動してほしいなぁ」と思ったことがあると思います。
食事、着替え、手洗い、歯みがき、片付け、などなど、いったい一日何回やるべきことを指示する必要があることか・・・
もちろん我が家も例外ではなく、「あれやりなさい」「これやりなさい」の連続で、イライラすることもしばしば。
以前も書きましたが、我が家では「トークンエコノミー法」という手法を取り入れています。
トークンエコノミーでは、何か目標とする行動(ターゲット行動)を設定し、「子どもがその行動を起こしたら1ポイント。10ポイントたまったらお菓子をあげる」などと契約を結びます。
ポイントは、シールを用紙に貼るなどして、可視化します。
これにより、子どもの自発的な行動を促す行動療法的な手法です。
その成果もあり、いくつかの日課はそれなりに自分からやってくれるようにはなりました。
ですが、それだけで十分かというとそうでもなく、マンネリも否めません。
何かいい方法はないかな~と考えていたところ、「ゲーミフィケーション」に出会いました。
まだ勉強し始めたばかりですが、知れば知るほど子育てに応用できる可能性を感じ、わくわくした感情さえ抱いています。
今回は、「ゲーミフィケーション」という概念がどういったものなのかを簡単に説明しながら、子育てに活かす方法についても考えていきたいと思います。
「もっと楽しく子育てしたい!」「子どもに自発的に行動してもらえるようになりたい!」という人に読んでいただけたら幸いです。
ゲーミフィケーションとは?
コンセプト
Wikipediaから引用させてもらうと・・・
「ゲーミフィケーション(英:gamification)は、ゲームデザイン要素やゲームの原則をゲーム以外の物事に応用することを言う。(以下略)」
とあります。
ゲームといえば、マリオ、ドラクエなどをイメージされる方が多いと思います。
マリオもドラクエも、設定されている課題や障害をひとつひとつクリアしていくことでゴール(ピーチ姫を助けることだったり、竜王を倒して世界の平和を取り戻すことだったり)を目指すものです。
当たり前ですが、これらの課題はやらなくても実生活で何ら困ることのないものです。(友達との話題についていけなくなる、とかはあるかもですが)
達成したからといって、お金がもらえるわけでも、おいしいものが食べられるわけでもありません。
にもかかわらず、多くのゲーム愛好者は、嬉々としてこの課題に取り組みます。私もその一人です。
これは、ゲームの中に、人を夢中にさせる様々な“仕掛け”が組み込まれているからに他なりません。
であれば、その“仕掛け”をビジネスや教育など別の分野に活かせないか、というのがゲーミフィケーションの考え方です。
10年ほど前に生まれた言葉で、まだしっかり体系化されているとは言い難い分野です。
関連する本やウェブサイトなどをいくつか眺めてみましたが、紹介されているゲーミフィケーションの構成要素の記述は、人によってバラバラです。
見解が統一されていない分野だと言えるでしょう。
ただ、あまり学問的な側面にこだわる必要もないので、あくまでユーザー目線で、“どうつかえるのか”といった部分を中心に書いていきたいと思います。
くら寿司の例
よく挙げられるゲーミフィケーションの例として、回転寿司チェーンくら寿司の「ビッくらポン!」があります。
食べた寿司の皿が5枚たまると、1回ガチャガチャに挑戦することができ、当たりが出たら景品がもらえるというものです。
例えば、食べた枚数が9枚だったとしたら、何となくあと1枚ぶん食べたくなりませんか?
特に子ども連れで食べに行った日には、子どもから「おとうさ~ん、あと2枚食べて~!」とおねだりされること請け合いですね。
注意しなければいけないのは、ガチャをやったら当たるとは限らないし、当たっても欲しい景品が出てくるとは限らない・・・
これ、ソーシャルゲームのガチャシステムそのものですね。
私自身は、最近までドラクエウォークという位置情報ゲームにはまっていたのですが、
これにもガチャシステムがあります。
一定数のジェム(ゲーム内通貨みたいなもの)をためることで、ガチャにチャレンジできるわけですが、レアなアイテムは当然なかなか当たりません。続けて同じアイテムが出てしまうこともあります。
プレイヤーによっては、レアアイテムを手に入れるために課金をすることも。
くら寿司のほうに話を戻しますが、最近ではあの「鬼滅の刃」のグッズが景品になり、平日過去最高の売り上げを達成したとか。
散財した鬼滅ファンもたくさんいることでしょう。
ホントよくできてますね(*´▽`*)
子育てへの応用
こういったゲーミフィケーションの話を聞くうちに、
「これって子育てにも応用できるのでは!?」と思いました。
主に、子どもの動機づけアップに活用できると思います。
まだ私自身が試行錯誤中ですが、徐々に効果を感じている部分もあります。
今後、具体的な実践について紹介していきたいと思っています。
といったところで、次回に続きます。中途半端ですみません(笑)
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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